【バンコク=山村英隆】東南アジアで広がっていた日本の中古鉄道車両を輸入する動きが、変化している。各国の経済成長に伴い、中古を嫌って新車を導入する例が目立ち始めた。
昨年12月上旬、タイの港にJR北海道の中古気動車が到着した。特急「オホーツク」としても使われた特徴的な「顔」は、日本のファンに愛されてきた。タイ国鉄は観光列車として改造、使用する予定という。
これに現地で賛否両論が巻き起こった。賛成派は、中古でも高品質に保たれた日本製車両への期待を示す。一方で、製造から40年近い車両の導入にコストがかかり過ぎているとの意見が続出。インターネットでは「金属くず」と表現された。
近年は中古への風当たりが強まっている。経済成長で新車を導入する余裕が生じたという背景がある。
車両の保守、管理を巡る問題も新車傾向を後押しする。東南アジアの鉄道に詳しいアジア経済研究所の川村晃一氏は「鉄道車両はオーダーメイドに近く、中古だと部品の取り寄せに手間がかかる。新車ならメーカーの保証が手厚い」と指摘する。一部の国では保守が行き届かずに放置された中古もあるという。
日本製車両の「第二の母国」である東南アジアで脱中古が加速すれば、日本の鉄道会社にコストの増加をもたらしかねない。在来線の車両1両あたりの廃車費用は「平均200万~300万円程度」(大手鉄道会社)という。大量の廃車は、コロナ禍による業績悪化に追い打ちをかけてしまう。
16年開業のタイ・バンコクの都市鉄道「パープルライン」は、JR東日本傘下の総合車両製作所の新車を導入。同製作所は昨年10月、フィリピン・マニラの都市鉄道向けの出荷を始めた。日立製作所やJR東海傘下の日本車両製造なども、各国で新車が採用された。川村氏は「中古車両の活躍の場は、在来線をはじめ一部路線にとどまるだろう」と述べ、新車との代替わりが進むとの見方を示した。
情報源: 日本の中古鉄道車両、東南アジアで「金属くず」とも呼ばれる…現地では賛否両論 : 経済 : ニュース : 読売新聞オンライン
無償譲渡に対してここまで悪く書けるのがマスゴミ。
相手国内でよく調整してもらって、新車を調達してもらったらとした言いようがない。
最近は日本の鉄道車両も船も世界一の品質とは言えないし(イギリスに輸出された鉄道車両とか MOL Comfort とか)、国鉄型車両は公正とかが優先されて、図面はすべて開示されているけど、それが故工夫がなくパーツは全て割高。その辺りのメンテナンス性が確かにリスクではあるけど。