DFS(分散ファイルシステム)レプリケーション同期のトラブル まとめ

DFS

AD管理・同一ドメイン

目的は色々なファイルサーバーに色々なフォルダ分けしていても、サーバー名を統一できる事。

\\192.168.10.100\営業資料
\\192.168.10.100\総務資料
\\192.168.10.100\事業仕分け
\\192.168.10.101\RBDM
\\192.168.10.101\RD
\\192.168.10.101\Mail
\\192.168.10.101\FV

と分散していも

\\共用\営業資料
\\共用\Mail

と打てる。サーバー名あやふやで
\\192.168.10.100/Mail なんてありえないフォルダ名を取得しなくて済む機能。


DFSレプリケーション

DFSの機能。親フォルダを指定して同期させる。

AD SYSVOL に似ている。

ファイル単位ではなくブロック単位らしい

VeraCrypt で暗号化してあっても効率よく同期できる?

レプリケーションの遅延

実は同期間隔はWindows任せ。

repadmin /replicate win2012r2-3 win2012r2-2 DC=hoge,DC=local /full

win2012r2-2 から win2012r2-3 への同期を完了しました。

コマンドを叩くと無理やり同期する。

以下は引用

なんか全然ダメ

同じ共有フォルダ名を持つ、複数のファイルサーバにて、同じ共有フォルダを冗長化するような運用は慎重に。

AD兼ファイルサーバ #1<—>AD兼ファイルサーバ #2
営業部<—>営業部
総務部<—>総務部
人事部<—>人事部

このような構成の場合、レプリケーションのテクノロジーが複雑でうまく動作できず、場合によってはデータが損失する可能性があります。このような構成にしたい場合は、バックアップを取得し、万が一に備えることをおすすめ致します。

レプリケーションは、あまりおすすめ出来ない。

DFSレプリケーションは、リアルタイムで複数のサーバの共有フォルダを同期するテクノロジーですが、その間隔は、セッションの負荷やネットワークに依存するので、制御が困難です。
同期したいが、リアルタイムじゃなくても良い場合は、Robocopyを検討して下さい。
どうしてもリアルタイムのレプリケーションを行いたい場合は、専用ソフトウェアの購入をご検討下さい。

ActiveDirectoryとファイルサーバの同居状態でDFSレプリケーションを活用する事はおすすめ出来ない。

ファイルサーバの使用容量によりますが、大容量のファイルサーバ(○○TBなど)であれば、ActiveDirectoryとファイルサーバは別居させた方がレプリケーションの動作はスムーズかもしれません。
全般的に言える事かもしれませんが、ActiveDirectoryサーバと他のシステムを同居させる導入は、運用フェーズでサーバスペックが足りなかったり、トラブル発生時の切り分けが困難な場合があります。
なるべくActiveDirectoryサーバのみ、かつ物理サーバでの導入をおすすめ致します。