ここでは、ネットワークの基本的な所だけ扱う。しかしながらファイルの共有の問題に特化するために詳しいことは書かない。
主にこうすれば繋がりやすいという、基本的な所だけ書く。テストネットワーク用として使っていただけたら幸いである。
HUBを使う
便利になるに従い、気付かずに恩恵を受けているのが、 Auto-MDI ケーブル極性反転機能(ツイストペアケーブルの逆極性検出/自動訂正機能)である。
今市販されているHUBでこの機能のないものは無いはずだ。
多くのPCには電話ジャックのようなRJ45ツイストペアケーブルの差込口があるはずだ。
10/100Mbpsの場合ケーブル内の回線がデータ上り用1回線下り用1回線がある。
PC送信口からデータを送りHUB受信口で受ける。同時にHUB送信口からデータを送ってもらいPC受信口で受ける。
つまり必ず送信口と受信口がペアになっていないといけない。
しかしPC同士ケーブルを繋げると、送信口と送信口がペアになり通信できなくなる。
もちろんPC同士繋げたい場合の解決策もある。クロスペアケーブルと言ってケーブル内で極性逆転しているので、繋げるだけでPC同士送信受信できるようになる。
簡単に解説したが、PCとHUBではうまく通信できるように組み合わせられているのだ。
HUBとNASとPCだけのテストネットワーク
新品のNAS・新品のPCだとAutomatic Private IP Addressing (APIPA) やAutoIPという仕組みがあって、この三台だけだとうまく機能し、ファイルの共有できることが多い。
ここで動作が確認出来たら、あとは本ネットワークの設定変更と名前解決の問題だけだ。
IPアドレスによる接続
実際には稼働しているNASに接続したいのが殆どである。仕事中のネットワークで稼働中のPCを稼働中のNASに繋げるのが目的。
IPアドレスの把握
PCのアドレスとNASのアドレス。そしてお互いのping出来ることが条件。
それ以外の事は別に述べるとして、最近PCネットワークは一つとは限らないこと。
当社ではネットワークアドレスを変えてWi-Fiと有線LAN混在だし、VPNがあったりすると内部的にネットワークが複数ある。
本当に相手方と通信できているか、条件や時間によっても変わってくる。