先日始動したばかりのR73/F。ちょいとばかりこだわろうとしたら沼にズブズブ。先の「UEFI セキュアブートの設定を忘れて USB から OS インストール出来ず」の続きでもある。
実は英語版Windows愛用者なんです。アプリケーションソフトウェアも可能な限り英語版。Regionはまじめに日本だけど。
理由は英語版だと家族が使いにくく、また仕事でソフトの使い方をスクショするなり動画に撮るなりしているときに英語圏の方に分かりやすいから。
漢字圏以外の方にはどうしても漢字が理解できない様で、偏と旁(へんとつくり)に分解する方法を教えても、頭脳ではフルドットOCRをやっている模様。そのため、あきらめて英語表示と拙い英語で教えるようにしています。
町中の看板も日本語と英語表記だけにしたらいいのに。韓国語とか中国語なんか入れるからどんどん字がちいさくなるんだよ。
USBから立ち上がらないときは BIOS リセット
さてとりあえずと思って使い始めたので HDD だし Windows は Home なのでまずは一応バックアップ(システムディスクとHDD)とって、ありあわせのSSDに。これは簡単。ただし昔の apple で使ってたバックアップ先の 120GB HDD がどうやらお亡くなりになった模様でデータが壊れた。この時点で英語版入れようって決めた。
OS はサンドボックスや hyper-v 使いたいので英語版 Pro にしたくて USB 作ったけど、一向に USB 起動してくれない。F12 -> boot device 選んでも無視して No boot loader 見たいなエラーを出す。
ムカついて BIOS リセットして Linux ubuntu 入れてみたらこれが快適で、調子よく Windows install USB を入れたらまた、USBから上がってくれないので BIOS リセット。
OneDrive が Desktop と Document を吸い上げる
で Windows 入れたら今は One Drive 以下に Document / Desktop / Picturesだったか、が出来てくる。今まであった %USERPROFILE%/Desktop は消えてなくなっている。
前は OS 新規インストール時に「Only save file to thisPC / このPCのみファイルを保存する」で OneDrive を回避することは出来たが、今は「Privacy policy , Next 」しか選べず義務化され、%USERPROFILE%\Desktop は無しになっている。いくつかソフトをインストールすると %USERPROFILE%\Desktop に自分のショートカットをインストールし、空しく表示されていない。
現実的に環境変数から現在有効な Desktop / Document の場所を得ることができないのにかなりの無理がありそう。
全部 OneDrive できたらいいけど、家で使うこともあって家族の編集動画がたんとあるのもあり、OneDrive 以下にDocuments が来るとすぐに1TBなんてパンクしてしまう。
仕方なしに、ボチボチ robocopy でコピーをして、Document フォルダのプロパティで Location 場所を Default/標準(%USERPROFILE%\Document) に適用すると・・・「The folder can’t be moved here
Can’t move the folder because there is a folder in the same location that can’t be redirected.
Access is denied.」そんなわけないだろう。と色々調べたら、先に OneDrive の同期を切るのが先らしい。
OneDriveの同期を切って、Document と Desktop フォルダを元に戻す
タスクトレイの中の OneDrive で Setting を何とか出して、「バックアップ」のタブから「バックアップの管理」ボタンを押す。
分かりにくいがフォルダマークの下の「バックアップを停止」を押して、フォルダに緑のチェックマークがつくようにする。
その時に「フォルダーのバックアップを停止しますか?」「このフォルダーはバックアップされなくなりました」などとメンヘラのかまってちゃんようなリスカブスみたいな事言われるが、こんなやつとはさっさと縁を切ること。
そしてキャンセルで逃げると自由になれる。間違っても「バックアップの開始」を押さないように。
その後クイックアクセスに見えているドキュメントフォルダやデスクトップフォルダを右クリックで Property を出し、場所を「元に戻す」して適用すれば元に戻る。クイックアクセスならうっすらと「OneDrive」から「This PC」と変化することが確認できる。
そして晴れて、バックアップしてあった外付け HDD から robocopy で元のデータを引っ張ってくるのだ。
元の鞘に Data を収めるには robocopy
NTFSフォーマットのファイルにはいろいろなプロパティがあって実は所有者とアクセス権限者が書いてある。確認方法はファイルのプロパティのセキュリティで概要が「詳細設定」で所有者やそのほか監査情報まである。監査を有効にしておくと誰がアクセスしたとか記録できる。
今回はデータ転送において所有者が設定されているというのが問題。バックアップした HDD には前に OS に設定した ID で所有者が設定されているのだ。
Windows 上でコピペすると、この古い所有者データのまま新しいPCにコピーされるので、たとえ同じ PC で 同じ MSアカウントであっても、ID は違う。そのため別人が管理しているとみなしてUserアクセス権が設定されていないと、新しい自分でもアクセスができないことがある。(特にAdobeのソフトから)
これを防ぐには(所有権がSYSTEMの場合はそのまま等)適切に所有権を変えながらコピーしてくれるツールは・・・・robocopy だった。昔はxcopyだが。
robocopy /s /e d:\Users\NAMAE\Desktop %USERPROFILE%\Desktop
robocopy /s /e d:\Users\NAMAE\Document %USERPROFILE%\Document
robocopy /s /e d:\PortableApps %USERPROFILE%\Portable\PortableApps
robocopy /s /e d:\Documents %USERPROFILE%\Portable\Documents
等である。最後二行は以前 PortableApps を c: 直下に入れていたので、新しい OS の時に User directory 以下に引っ越すためだ。
robocopy で気に入らないのは、ディレクトリを指定してもコピー先でディレクトリを作ってくれないこと。
rem robocopy /s /e d:\PortableApps %USERPROFILE%\Portable\
rem robocopy /s /e d:\Documents %USERPROFILE%\Portable\
と指定出来ればなあと思う。今更どうしようもないけど。
なんだかんだで、今日はここまでだ。これから PortableApps に入ってた Blender や FreeCAD も本体OSに引っ越そう。