赤穂市民病院(兵庫県赤穂市中広)脳神経外科の男性医師が関わった手術で、着任から1年のうちに8件の医療事故が起きていたことが16日、市などへの取材で分かった。過失による医療過誤と認められた1件は医師が初めて執刀した「腰椎後方除圧術」の手術で、それまでは助手の経験しかなかったことが分かった。この手術で重い障害が残った女性(76)の家族は「そもそも手術をする技術や技量がなかったのではないか」と訴える。 訴状などによると、女性は重い腰痛で同病院を受診し、2020年1月に腰椎の一部を切除する手術を受けた。当時主治医だったこの医師がドリルで骨を切削中に硬膜を損傷し、露出した神経の一部を切断。女性は手術後、両足に重度のまひが生じ、自分で立ったり、歩いたりできなくなった。ぼうこうと直腸にも障害が現れ、腰から足にかけ、強い痛みやしびれが出るようになったという。 女性と家族によると、この医師が腰椎後方除圧術の執刀経験がないことについて、病院側から事前の説明はなかった。さらに訴状では、問題の手術の前に少なくとも4件の医療事故を起こしているとし、「手術を安全に施術できるだけの技量を有していなかった」と主張する。 ずれについても外部有識者が手術の映像などを検証。その結果、女性が神経を切断された手術には医療過誤があり、同病院の医療事故の区分で2番目に深刻な「レベル4」(障害や後遺症が一生続く場合)に当たるとされた。他の7件については「濃厚な処置や治療の必要性」が生じるなどした「レベル3」の医療事故に当たるが、過失による医療過誤ではないと判断されたという。 医師は病院から20年3月に手術の執刀などを禁止され、21年8月末に依願退職した。
今回手術映像が残っていたのが決定的となっていたようですね。
どこの市民病院もあまり評判は聞かないのですが、それだけにトラブルが起こった時の対応も手慣れているというか、再発防止しやすいと言うか。仕組みづくりは完璧と言えば良いのか。