韓国が510億ウォン(約45億円)の税金を投じて導入した海洋情報艦の無人偵察機(UAV)の性能が劣り、事実上使い物になっていないとの指摘が出ている。
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新世紀艦のUAVは当初、GPS妨害対応能力が備わっていなかったが、監査院による監査で指摘が相次ぎ、その場しのぎで補完を済ませた。また、新世紀艦のUAVよりも先に導入された新紀元艦のUAVにはGPSは搭載されているが、妨害対応能力はないことが分かった。
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その上、両艦のUAVは海軍の指揮統制体系とも連動しておらず、作戦指揮にかなりの障害があるとも指摘した。新世紀艦のUAVは2003年、新紀元艦のUAVは08年に戦力化が推進された。しかし、事業者選定過程で贈収賄や優遇といった雑音がやまなかった。UAVの運用は海軍、UAVで得た情報は国家情報院がそれぞれ管理する。
経由: 墜落恐れ飛ばせない510億ウォン相当の韓国軍無人偵察機-Chosun online 朝鮮日報
ここで言われていることは
1.軍用GPSではなく民生GPSを使っている事
2.データーリンクしていない。
3.運用していない
事を問題視しています。まずざっくりと問題を。軍用GPSが受信できない問題はそもそも今に始まった問題ではありません。昔はPコードと呼ばれた今でいうYコードは解読されてしまったようです。余談ですが、解読されたことで測量精度は上がりました。
さて米軍は次にMコードと呼ばれるコードを開発し2005年より運用始めています。ブロックIIRMシリーズ以後です。敵対的なジャミングに対する対策が取られているそうで、この信号の受信機が搭載逸れていないという事でしょう。
このMコードを解読するGPSは今のところ米軍だけだと思います。具体的な特性は公開されていないものの日本の装備にも無いと思います。何しろ専守防衛で地形の把握も出来ていないようなら要りませんから。
また、GPSシステムはGLONASSや中国も運用を始めたように他国には任せなられないシステムでもあるはずです。また日本はGNSSを制度に関しては軍用レベルなのでこの辺りも日本の特性でしょう。
データーリンクについては海軍で運用しているUAVの情報を国家情報院で分析していることがアダとなっているわけでしょう。軍として運用しているわけではなく(米軍にも情報をわたさず)まず韓国内閣が把握したいだけの事で、それほど叩くことがあるのかと。
最後に運用していない問題ですが。
このUAVと言うのは以下記事により、
韓国海軍は「新紀元」と「新世紀」の2隻の情報収集艦を運用。情報収集には軍と国家情報院(旧KCIA)が関わっているとされる。
このうち新世紀艦には北朝鮮軍の情報を収集するため、2003年から米国AII社の無人偵察機RQ-7「シャドー400」を3機配備。全長約3・5メートル、幅約4メートルと小型で、滞空時間は約7時間。韓国陸軍も使用していたため、海軍への導入に問題はないと判断された。
https://www.sankei.com/west/news/150513/wst1505130006-n1.html
RQ-7の事だと思いますが、陸軍の装備なんですよね。
運用方法はランチャーから発射して滑走路に戻ってくるという飛行機型で、洋上艦から発射して海に着水させて網で回収するという・・・・。どうしてこんな運用なんでしょうね。